【みことばの黙想】『神のタイミング』エステル記6章1~14節

「その夜、王は眠れなかったので、記録の書、年代記を持って来るように命じた。」6:1
 ペルシアの王に重んじられていたハマンは、ユダヤ人モルデカイの、自分への態度に腹を立て、ユダヤ人全員を絶滅させることを王に進言し、ユダヤ人殺害の法令を、ペルシア全土に公布するよう企てた(3章)。ハマンがモルデカイを柱にかけて処刑しようと準備していた時、王は「眠れなかったので、記録の書、年代記を持って来るように命じた」(1節)。記録の書には、モルデカイの手柄が記されており、王はモルデカイに栄誉を与えるよう、ハマンに命じた(2~11節)。ハマンの策略は見事に覆され(12,13節)、ユダヤ人は絶滅の危機から救われた(7~9章)。神様はアブラハムを通して、すべての民を祝福すると約束され(創世記12:3)、その約束はイエス様によって実現した(ガラテヤ3:14)。イエス様は、人としてはユダヤ人としてお生まれになった(マタイ1:1)。もしユダヤ人が滅んでいたら、全人類の救いは成らず、アブラハムの祝福も実現しなかっただろう。神様の計画は必ず実現する。そのために、神様は絶妙のタイミングで介入される。王が眠れなかった「その夜」(1節)、ハマンが王宮の外庭に入って来た時(4節)、すべて神様が介入されるタイミングだった。神様は神の民のために、あらゆる状況を用いられる。「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」(伝道者3:11)。

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