「幸いなことよ 主を自らの神とする民は」144:15
今日は今年最後の礼拝である。今年は元旦から能登半島に地震が発生した。今なお、復興が進まない中、新しい年を迎えようとしている被災地のために、引き続き祈ろう。日本だけでなく、世界中が混沌とした状況の中、望みは神様しかないことを強く思わされる。この詩篇の著者ダビデにとって、神様は頼るべき唯一の方であった(2節)。イスラエル王国を治める王としての権威と力は、神様からの恵みの賜物であることを認識していた(1~4節)。周辺諸国からは絶えず戦いを挑まれていたが、神様が戦われ、勝利を与えてくださることを信じ、拠り頼んでいた(5~11節)。なぜ、神様は人を顧みてくださるのか。なぜ、神様が自分を選んでくださったのか(3,4節)。ダビデは、神様の大きな恵みに驚嘆せずにいられなかった。神様は愛である。十字架により、私たちを罪から贖われ、ご自身の民としてくださった。私たちを無条件で愛してくださる方が、私たちの主である。主にあるなら祝福は伴う(12~14節)。私たちは主の民である。これ以上に幸いなことはない(15節)。この年の終わりに、主に心からの感謝と賛美をささげよう。