「すべての道で主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」3:6
心をつくして主に信頼する。あらゆる道で主を求め、主を認めて生きようとするとき、主はその道をまっすぐにしてくださる。人に頼らず、神を求め、み旨を求めて生きていく、従っていく—。たとい失敗があり苦しみがあっても、決してそれは無駄ではないことを覚えよう。「自分を知恵のある者と考えるな」(7節)。トントン拍子は自分の力を過信して、あぶない。成功しても失敗しても、神を仰ぎ、神に近づこう。「あなたの財産で主をあがめよ」(9節)。献げなさい。より多くをくださる。しかし「そうすれば」ということばを表面的に理解してはならない(10節)。何かをすることが、神を呼び出す条件とは限らない。従うことが条件ではない。神は、ひとり子をさえ惜しまずに与えてくださった。神が、すでに愛をもって、恵んでいてくださることを覚えよう。知恵を金銀にまさるものとしなさい。「知恵の道は楽しい道。その通り道はみな平安である。知恵は、これを握りしめる者にはいのちの木。これをつかんでいる者は幸いである」(17,18節)。すべての道に主を認めよう。 ―榎本保郎師著「旧約聖書一日一章」より抜粋―