【みことばの黙想】『エベン・エゼル』Ⅰサムエル記7章1~12節

「ここまで主が私たちを助けてくださった」7:12
 ペリシテ人に奪われていた神の箱が、キルヤテ・エアリムにとどまって20年経ち、イスラエル全家に主への飢え渇きが起こった(2節)。神の箱は神の臨在の場所である。神の臨在への飢え渇きは、イスラエルにリバイバルをもたらした。イスラエルのさばきつかさであったサムエルの言葉により、民は主の前に断食して悔い改め、偶像を取り除き、主にのみ仕えたのである(3~6節)。しかし主に仕えるイスラエルに、再びペリシテ人が攻めて来た(7節)。この時イスラエルは、すぐにペリシテ人に応戦しようとしたのではなく、主により頼み、主に叫んだ(8節)。サムエルが全焼のいけにえを献げ、イスラエルのために主に叫んだとき、主は天から大きな雷鳴を轟かせ、ペリシテ人はイスラエルに打ち負かされた(9~11節)。戦いに勝利した後、サムエルは一つの石を取り「エベン・エゼル」と名付け、「ここまで主が私たちを助けてくださった」と言った(12節)。リバイバルにより、主が常にともにいて、助けてくださっていたことに気づかされるだろう。そして、ただ主だけにより頼む者へと変えられる。主はこれから後も、私たちを助けてくださる。

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