「しかし、闇によって私が黙らされることはない。」23:17
ヨブは毎日うめきながら、神様を求めて祈っていた(2節)。神様に直接会って、心にある思いをすべて訴えたい、そして神様の答えを知りたいという思いを持って(3~5節)。祈りを通して、ヨブの心が揺れ動き、葛藤しているのが見える。神は、御前に正しく、正直に生きてきた自分に、必ず目を留めてくださる(6,7,11,12節)。しかし今、神を見失っている(8,9節)。神のみこころは一つであり、定められたことを成し遂げられる(13,14節)。計り知ることができない神のご計画の前に、恐れ、おびえている自分(15,16節)…。私たちも、このヨブのような葛藤を覚えながら祈るときがあるのではないだろうか。なぜ苦しむのか。祈りの答えはどこにあるのか。神様を求めても見出せない…。ヨブは、神様を捜し求めることをやめなかった。そして一つの答えを見つけ出した。「神は光であり、神には闇が全くない」ということを(Ⅰヨハネ1:5)。主は私たちのために、そのいのちをかけて、闇に打ち勝たれた。たとえ自分の置かれた環境が、暗闇のようであっても、闇によって黙らされることはない(17節)。主は必ず、あなたにご自身の光を照らされる。