【みことばの黙想】『神の義だけを心に留めて』詩篇71篇1~24節

「あなたの ただあなたの義だけを心に留めて。」71:16
 ダビデが老年になってからの祈りである。「私は生まれたときから あなたに抱かれています」(6節)と、自分の誕生は、神によるものだと告白している。若い時のダビデは戦士で、行く先々で戦いに勝利を収めた。それは主がともにおられたからである(Ⅰサムエル18:14)。「神である主よ あなたは私の望み 若い日からの拠り所」(5節)と詩っている。多くの戦いと敵の策略で、常に命の危険にさらされていたが、神が拠り所となっていたので「あなたは私の救いを定められました。あなたは私の巌 私の砦なのです」(3節)と言うことができた。年老いて、力が衰え果てていく自分を、神は見捨てられるのではと、気弱になることがあったようだが(9節)、再び主に目を上げ、賛美した(14,15節)。彼は自分の力や能力ではなく、神の義だけに心を留めたのである(16節)。ダビデの信仰はここにある。私たちはイエス様の十字架のみわざによって、神に義と認められた(ローマ4:25)。内に主の御霊を宿す新しい人とされた。私たちがどのようであろうと、主が私たちのすべてとなってくださっている。「あなたがたの信仰と希望は神にかかっています」(Ⅰペテロ1:21)。神の義だけを心に留めよ(16節)

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