「すべての人を照らすそのまことの光が、世に来ようとしていた。」1:9
アドベント(待降節)に入った。これからクリスマスまで、キャンドルに1本づつ、火がともされていく。主の前に「ともしびを絶えずともしておく」ことは、モーセを通して、主がイスラエルに命じられたことだった(レビ24:2~4)。民は、質の良い純粋なオリーブ油を携えて来、祭司が聖所のあかしの垂れ幕の外側で、絶えずともしびを整えた。油によって、光が照らされた。イエス様は、すべての人を照らすまことの光として世に来られた。キリストとは、油注がれた方という意味である。イエス様には聖霊が無限に注がれており(3:34)、絶えまなく神の光を放っておられる。主を信じることは、人間の自由意思に委ねられているが、御霊は自由意思に語りかけ、まことの光を啓示し続けてくださる。自由意思が御霊に従ったとき、主を信じることが自然になる。こうして神によって、人は神の子として新しく生まれる(12,13節)。御霊によって生まれた神の子から、御霊があふれ流れるなら(7:38)、主の栄光は私たちから輝くだろう。「あなたがたは世の光です。」(マタイ5:14)。クリスマスシーズンは、教会がまことの光で世を照らす最高の機会である。