「あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」29:11
4節~23節は、エレミヤが、バビロン帝国に捕囚されたユダの民に対して書いた手紙の内容である。「あなたがたのために立てている計画-主のことば―。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」(11節)。このみことばは有名であり、このみことばで励まされたクリスチャンも多いだろう。異国の地で、先の見えない不安な日々を過ごしていたユダの民に、主は「70年が満ちるころ」エルサレムに帰還させると約束された(10節)。それまでの間、バビロンで腰を据えて生活せよ、そしてその町の平安を祈れと命じられた(5~7節)。この約束と命令は、私たちにも当てはまる。主は私たちのために、天の住まいを用意するため(ヨハネ14:2,3)、ご自身のいのちをささげられた。大いなる祝福に満ちた計画を実行してくださったのだ。私たちはキリストにより、神の子とされた。将来と希望は天に、主とともにある。主は、信じる者たちのために、再び帰って来られる。そのときまで、それぞれの置かれた場所で、主に目を上げ、心を尽くして主を求めて、日々を生きていこう(12,13節)。主にあって、地域の人々と関り、祝福を祈る者となろう。