【みことばの黙想】『主はへりくだった者とともに』エゼキエル書28章11~19節

「あなたの心は自分の美しさに高ぶり…」28:17

ツロは現在のレバノンにあたり、かつて海を通じて繁栄した商業都市であった。「ツロの王」(12節)とは、暗にサタンを指している。堕落する以前は、御使いの中で最も美しく、知恵と力があった(12節)。神様から賛美リーダーとして任命され(13,14節)、完璧な被造物であった(15節)。しかし「あなたの心は自分の美しさに高ぶり」(17節)。高慢は、自分を神とする最大の罪である(イザヤ14:14)。そのため神の山から追い出され(16節)、地に落とされ(17節)、蛇を使ってアダムとエバを惑わした(創世記3章)。それ以来、人間は罪と死に支配されることとなった。しかし神様は、人間をお見捨てにならなかった。ご自身の御子を人として世に遣わし、何の罪も犯さなかった方を、罪人の身代わりに死に渡すことによって、人類を罪と死の力から解放してくださった。私たちが救われたのは、最も大いなる方が、ご自分のいのちを捨てるほどに、へりくだられたゆえである。主はへりくだったお方である。へりくだり、砕かれた者とともに住まわれる(イザヤ57:15)。砕かれた魂から主のいのちは流れていく。このいのちは、すべてのものを生かす。

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