【みことばの黙想】 『継続的満たし』Ⅰサムエル記16章1~13節

「主の霊がその日以来、ダビデの上に激しく下った。」16:13

サムエルによって油注がれた日以来、ダビデの上に主の霊が激しく下った(13節)。「その日以来」とは、絶えることなく継続的な状態を示している。「激しく下った」と訳されたヘブル語の「ツァーラハ」は、「成し遂げる、栄える」という意味を持っている。つまり、ダビデは主の御霊によって、御心を成し遂げる者になったということである。「さあ、彼に油を注げ。この者がその人だ。」(12節)。主は、8人兄弟の末っ子で、羊の番をしていたダビデを選んでイスラエルの王に任命された(1節、11節)。ダビデをイスラエルの王に立てることで、主の御心を成し遂げたいと願われたのである。主の御心とは、全地が主の栄光を知ることで満たされることである(ハバクク2:14)。「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって」(ゼカリヤ4:6)。主は、ご自身の霊によって御心を成し遂げる者を求めておられる。主の霊が激しく下るために、私たちの肉の性質は取り扱われて、砕かれていかなくてはならない。十字架が、私たちの中にある肉の思いと御霊の思いを切り分けていく。十字架と継続的な聖霊の満たしは切り離せないのである。

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